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 南山手の高台に位置するグラバー園。園内には市内に散在していた明治建築の洋館が移築復元されている。洋館は9つあるなか、日本ではじめての洋風木造建築であるグラバー邸、優雅な石造洋風住宅のリンガー邸、国宝大浦天主堂をつくった小山秀之進が建築したといわれているオルト邸の3つの建造物は国の重要文化財に指定されている。どの邸宅も見ごたえがあり、長崎港や市街地を一望する眺めもすばらしい。
 旧グラバー住宅は、グラバー園の中心となる建物で、英国人トーマス・ブレーク・グラバーの遺邸。日本最古の木造洋館として知られ、グラバー氏が自ら設計し、大浦天主堂を建築した日本人大工の小山秀之進が施工した。コロニアル風の開放的な建物は、国の重要文化財にも指定されている。
 異国情緒あふれるグラバー園で、しばし、時の止まったようなノスタルジーに浸ってみてはいかがでしょうか。夜は、ライトアップされ、正にロマンチックな時間が過ごせそう。


 グラバーは、1838年にスコットランド北部の小さな漁村、フレーザーバラで生まれた。11歳の時にアバディーンに移り住んだグラバーは、やがて名門校『ジムナジウム(大学予備教育機関)に、通う一方、父親から船舶の操縦技術を学んだ。当時、イギリスでは多くのスコットランド人が東アジアへと移住しており、若いグラバーも大いなる夢を抱き、19歳で上海に渡り、スコットランド系の商社に勤務。そして開港と共に長崎にやってきた。
 グラバーは、来日後わずか2年でグラバー商会を設立。当時、東アジア最大級の商社だったジャーディン・マセソン商会の長崎代理人となった。お茶や海産物の貿易で財をなしたグラバーは、時代の流れを見抜き、薩摩や長州などの若い藩士達と交流を深めながら、幕府や各藩に武器や船舶などの軍需品を売り、莫大な利益を上げた。しかし、諸藩の掛売りを回収できずに明治3年に倒産。その後グラバーは、土佐出身の岩崎弥太郎が社長を務める三菱商会と共に歩み、明治30年には妻ツルと共に東京に移り、三菱の相談役として裕福な余生を送った。


 

 グラバーは、慶応元年(1865年)に大浦海岸でわが国初の蒸気機関車アイアン・デューク号を走らせた人物としても知られており、薩摩藩士・五代友厚らとわが国初の近代的ドック『小菅修船場』を建設したり、佐賀藩と共同して高島炭鉱にヨーロッパの近代的な採炭技術を導入するなど、日本の近代化に多大な功績を残し、明治41年(1908年)、日本政府から外国人として始めての勲二等旭日重光章を受けた。明治44年(1911年)、東京の自宅で73歳の障害を閉じたグラバーは、現在、家族とともに長崎国際墓地に眠っている。


 グラバー園

〒 850-0931 長崎県長崎市南山手町8-1
●開園時間 8:00〜18:00(ゴールデンウィーク、夏季・冬季夜間開園期間など開園時間の延長あり)
●お休み 年中無休
●料金 大人600円、高校生300円、小・中学生180円
●お問い合わせ先 グラバー園
Tel:095-822-8223
Mail: glover@par.odn.ne.jp
TEL095-822-8223 FAX095-823-3359

  グラバー園へのアクセス

長崎路面電車 
長崎駅前〜築町  @番・正覚寺下行き  所要時間約7分
乗り換え       築町〜大浦天主堂下 D番・石橋行き                所要時間約5分から徒歩7分
周辺情報
大浦天主堂・南山手・孔子廟

車で
長崎自動車道長崎ICが長崎自動車道終点、オレンジの看板方面へ行くとオランダ坂トンネルを抜ける。
長崎出島道路へ、トンネルを抜けると市内中心部に入ります。
一つ目の信号を左折して国道499号を大浦天主堂方面へ
約480mほど行くと電車の線路も終点石橋を目指し左折していきます一緒に左折しましょう。
大浦天主堂とグラバー園と孔子廟をみて回りましょう。